早期発見、早期治療につながる
「健康診断」をおすすめしています。
ヒトでは、病気の早期発見・早期治療につながる健康診断は当たり前になっていますが、話すことができないワンちゃん・ネコちゃんの場合は来院した時点で病気が進行しているケースが多いのが現状です。その場合、ワンちゃん・ネコちゃんへの負担が大きくなりますし、治療費も高額になってきます。それを防ぐためにも半年に1回、または1年に1回、定期的に健康診断をすることをお勧めしています。
また、健康診断のもう一つの目的は、その子の健康なときの状態を記録しておくことです。各種検査には基準値が設定されていますが、それは多くの健康な子の値の統計であり、あくまでも参考値であるため、個体差を把握するためにその子の健康なときの値を記録しておくことがとても重要なのです。
健康なときの値(個体基準値)を知ることで、何か様子がおかしかったり、元気のないときなど、どこに問題があるのか、その違いにすぐに気づくことができるようになります。
身体検査
普段の様子を聞く「問診」、体の隅々まで視る「視診」、触ってチェックする「触診」、心音や脈拍などを確認する「聴診」。
血液検査
内臓の異常の有無等のチェック。
尿・糞便検査
泌尿器や消化器系の異常等のチェック。
レントゲン・エコー検査
見た目では分からない、内臓や心臓の病気のチェック。